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2.172015
スワロフスキーとは?ラインストーンの種類と違いについて

スワロフスキーとは
スワロ(フスキー)ってそもそも何?という質問をよくされます。
キラキラ=スワロ、デコってあるものはスワロ、
光り物の百貨店ブランド、特に興味なし・・・と認識は人それぞれです。
スワロフスキー(Swarovski)とは、1895年に
オーストリアのチロル地方で創業したクリスタルガラス製造会社です。
創業者ダニエル・スワロフスキーはガラス職人の息子で、
従来の手作業よりも精密にクリスタルをカットする画期的な機械を
発明したことからスワロフスキー社の歴史は始まりました。
※画像:スワロフスキー・クリスタルワールド
クリスタルガラスとは、水晶の結晶のように屈折率の高いガラスを
光が効果的に屈折するようカットしたガラス及びその製品のことを言います。
少し専門的で難しいですが、
酸化鉛の含有量比が20%を超えるものがクリスタルガラスと呼ばれる中、
スワロフスキークリスタルガラスは最低でも32%のため、
光の反射加減により通常のクリスタル(透明)カット製品が虹色に見えることがあります。
スワロフスキー社製のクリスタルガラスの輝きは、
この含有率の秘密にあります。
ヴェルサイユ宮殿やオペラ劇場のシャンデリアパーツなども手掛け、
オーストリアを代表するクリスタルガラスブランドとして国際的に有名です。
TAILOREDでは、そのスワロフスキー社が製造している装飾用材料である
スワロフスキーエレメント(SWAROVSKI ELEMENTS)を
使用してデコレーションを行っています。
スワロフスキーエレメントの中には、
ラインストーンやビーズなど様々な製品があります。
よく、ラインストーン=スワロフスキーと思われがちですが、
あくまでもスワロフスキーはスワロフスキー社製の製品のことを指しています。
さて、ここでまた疑問に思うのは、
ラインストーンって何?ということです。
ラインストーンの種類と違い
ラインストーンとは、ファセット加工された
(表面に角度の違う多数の切子面(ファセット)を持たせること)
ガラスの平らな底面を薄い金属膜で覆ったもののことを言います。
スワロフスキーエレメントの中ではこれをフラットバックと呼び、
裏面が平ら(Flat Back)で底面はプラチナ加工されています。
年々アップグレードされ、スワロフスキーの輝きは増す一方です。
ラインストーンはデコレーションやネイル、
被服やアパレル、ジュエリー等に用いられるのが典型的です。
スワロフスキー社製以外では、プレシオサという
チェコのクリスタルガラス製造会社が有名で、
スワロフスキーに次いで高品質と言われています。
その他、アクリルストーンやガラスストーンがデコレーションで良く使われますが、
アクリルストーンはアクリル素材のため表面に傷や汚れがつきやすいです。
型に液体を流し込んで作られており、
耐久性に欠けガラス等に比べて輝きも劣ります。
しかし、低価格で流通しており入手が容易なので、
私はデコレーション初期の練習に使用していました。
スワロフスキーエレメントを100粒購入する金額で
アクリルストーンを3000~5000粒買えたりしますし、
レア色になるともっと価格差が出ます(笑)
また、アクリルストーンよりも
輝きや耐久性があるのがガラスストーンですが、
ガラス製のため割れたり欠けたりする場合が多いです。
最近ではパッと見た感じスワロフスキーとあまり変わりないような
高い品質のものも増えていますが、やはりスワロフスキーの輝きには劣ります。
品質・価格が高い順番で並べてみると、
スワロフスキーエレメント>ガラスストーン>アクリルストーンです。
どれが良い悪いというわけではなく用途によって使い分けると良いかと思いますが、
いろいろ試してみた結果、私はスワロフスキーエレメントを使用してデコレーションしています。
一番の理由はその輝き。
制作過程から、作り手である私がワクワクして楽しめるからです。
言い方が悪いかもしれませんが、
練習でアクリルストーンを使用していたときはすぐ飽きてしまいました(笑)
練習からスワロフスキーを使用するなんて贅沢だと思いますが、
その方が気持ちの入り具合が違います。
失敗できない・・・!と(笑)
私はデコレーションが好きなのではなく、
スワロフスキーエレメントを使用してデコレーションをするのが好きなようです。
そして、完成した作品を見た人が目を輝かせて喜んでくださる
キラキラの笑顔が大好きです。
その瞬間のために頑張れます。
好きな仕事で人を笑顔にできるって幸せなことだと思います。
ですがまだまだ勉強することばかり。
今年は名古屋・東京などで
より高い知識と技術を持った先生方から学んできたいと思います。
クオリティの高い作品を制作し、
お客様に喜んで頂けるよう日々精進してまいります。
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